近年、「EBPM」という言葉を見聞きする機会が増えました。中央省庁や地方自治体、また世間一般においてもEBPMの重要性が認識され、ある種ブームのような様相を呈しています。一方で、EBPMの理念が浸透している割に（浸透すればするほど？）、組織や人によって定義や取り組み内容にバラつきがあり、本来の定義やあるべき姿から乖離しているようなケースも見受けられます。このように「EBPM」が多様な意味で使われている現状において、各所でのEBPMの取り組みが一過的なものに終わらないように、私たちは一度立ち止まり、俯瞰し、整理する段階に来ているのではないでしょうか。

第3回EBPM実践セミナーでは、サイバーエージェントの森脇大輔氏と三菱UFJリサーチ＆コンサルティングの池田貴昭氏をお招きし、それぞれのお立場で観察してきたEBPMの取り組みを踏まえ、その多様性や問題点などについてご報告していただきます。本セミナーでは、お二人のご報告を踏まえ、今後EBPMをどのように進めていけばよいかを考える機会と材料を提供できればと考えています。

セミナーの日時など詳細は下記の通りですので、ご関心のある方は末尾の参加申し込みフォームからお申し込みをよろしくお願いいたします。

日時：2024年1月24日（水）18:30～20:00
ゲスト報告者：森脇 大輔氏（サイバーエージェント）
　　　　　　　池田 貴昭氏（三菱UFJリサーチ＆コンサルティング）
討論者：伊芸 研吾（エビデンス共創機構）
場所：オンライン（Zoom）
概要：
（1）森脇氏のご報告「『EBPMエコシステム』の可能性：多様な立場を超えて」
（2）池田氏のご報告「よくわからないEBPMー “EBPM” というラベルー」
（3）討論（伊芸、森脇氏、池田氏）
（4）参加者との質疑応答
その他連絡事項：
　・参加費無料
　・事前の参加申し込み必須
　・勉強会の様子を録画した動画や内容をまとめた記事を後日公開する予定はありません
参加申し込みフォーム：https://us06web.zoom.us/webinar/register/WN_-xuyVP_tSbeJ7ZJ21f-q0g
　・申し込み期限：2024年1月24日（水）18:00

ゲスト報告者紹介：
森脇 大輔（もりわき だいすけ）
2017年株式会社サイバーエージェントに中途入社。研究開発組織AI Labにおいて、社会実装プロジェクトを実施。2021年より経済学社会実装チームリーダー。EBPM推進のためのプラットフォーム「EBPMデータベース」管理人。経済学博士（ニューヨーク州立大学アルバニー校）。

池田 貴昭（いけだ たかあき）
2018年東京大学経済学研究科修士課程修了後、三菱UFJリサーチ＆コンサルティング株式会社に入社。政策研究事業本部に所属し、中央省庁・地方公共団体向けの調査研究・コンサルティング業務に従事。主なテーマとしてEBPMの推進、政策の効果分析、社会保障政策等を扱う。