次世代のEBPM（Evidence-based Policy Making）人材の育成および政策研究の奨励を目的として創設しました学部生論文コンクールの2024年度の入賞論文が決定しましたので、下記の通り発表いたします。受賞者の皆様おめでとうございます。また、ご応募いただきました皆様、ありがとうございました。なお、各論文の講評は後日掲載する予定です。

最優秀賞
石川園子さん、張瑞娟さん、宮本尚季さん（早稲田大学）「Misperception or Discrimination? -Identifying the mechanism of gender gap in the healthcare sector-」（要旨）

優秀賞（筆頭著者の五十音順）
安藤一真さん、伊藤凪沙さん（早稲田大学）「Evaluation of Chinese Aid Projects’ Effect on The Regional Economy of Sudan」（要旨）

竹尾葉さん（京都大学）「Pest Damage on Mandarin Oranges and Consumers’ Willingness to Pay」（要旨）

二瓶優妃さん、櫻澤真子さん、早川歩奈さん（早稲田大学）「気象災害経験が気候変動政策への支持に与える影響: ターゲティングの効果に注目して」（要旨）

山名遼太朗さん（早稲田大学）「Power of Language: The Impact of Officially Recognizing Minority Languages on the Dignity of Linguistic Minorities」（要旨）

佳作（筆頭著者の五十音順）
小林龍太朗さん（横浜市立大学）「金融政策が労働市場に与える影響」（要旨）

村田拡介さん（大阪大学）「ミールプランへの加入が大学生の欠食に及ぼす影響の分析」（要旨）

特別奨励賞※当機構の活動理念に通じる、社会的意義が高く、広く周知したい論文に贈られる賞
深瀬悠介さん、大岩翔さん、毛華銘さん、中村立樹さん（慶應義塾大学）「薬局でのオンライン資格確認システムの利用件数の増加が内服薬薬剤料と薬の三要素に与える影響の研究」（要旨）

コンクール実施概要
募集要項はこちらをご覧ください。

応募総数
36編
※応募論文の基本情報を集計した資料を後日公開します。

審査過程
一次審査：伊芸を除く4名の審査員（以下「主審査員」）に数が均等になるように応募論文を無作為に割り振り、事前に定めた審査基準※をもとに主審査員それぞれが数編、論文を選出
二次審査：主審査員それぞれが一次審査を通過した論文を事前に定めた審査基準※により審査
最終審査：二次審査の結果をもとに審査員全員の協議により入賞論文などを決定

審査全過程において、主審査員には応募論文の著者名や所属大学を伏せた状態で審査を実施。審査員が直接指導した論文の審査は、当該審査員以外の審査員により行った。奨励賞は全応募論文より選出。

※審査基準（審査全過程共通）
・論文の問題意識、社会的意義
・学術的意義、新規性
・分析手法やデータの適切さ
・政策的示唆の導出の仕方、内容
・全体的な文章の書きぶり、アカデミックライティングができているか

審査委員会（敬称略、五十音順）
伊芸研吾（当機構代表理事）
北村周平（大阪大学社会経済研究所准教授）
黒川博文（関西学院大学経済学部准教授）
高橋遼（早稲田大学政治経済学術院准教授、当機構理事）
中室牧子（慶應義塾大学総合政策学部教授、当機構理事）